10月7日(木)、りゅーとぴあ 劇場にて行われた「松本幸四郎トークショー ~疫禍に負けない文化の力〈新潟の舞踊文化と歌舞伎の魅力〉~」に参加してまいりました。
歌舞伎俳優 十代目松本幸四郎丈が歌舞伎の世界に誘う二部構成のトークショー。
第一部では、新潟市無形文化財の日本舞踊市山流家元七代目市山七十郎さんと、舞踊家Noism副芸術監督 井関佐和子さんとともに日本と新潟の舞踊文化の系譜を辿り、日本で活躍される舞踊家3人による貴重なトークセッションが行われました。
幸四郎丈が他分野の舞踊の動きについて質問される場面があり、大変興味深そうにしていらっしゃる様子が印象的でした。
第二部では、コーディネーター 早稲田大学演劇博物館招聘研究員 鈴木英一さんと幸四郎丈が、歌舞伎の魅力や〈笑い〉について話をされました。
鈴木さんが出版した本にも書いてありましたが、鈴木さんは研究員であると同時に常盤津節演奏者でもあり、幸四郎丈との親密さを垣間見えるようでした。
あっという間にトークショーは終わり、名残惜しく、ぜひまた早いうちに地元新潟で、そして東京や色々な地域で、歌舞伎や舞台を拝見したくなりました。
翌日、大変光栄なことに、松本幸四郎丈とコーディネーター鈴木さんが、弊社に寄ってくださいました。
30分ほどの滞在でしたでしょうか。
「きもの廣島」の自己紹介をさせて頂き、コーヒーをお召し上がり頂きながら、昨夜のトークショーの感想をお話したりしました。
幸四郎丈は私の話にもじっくりと耳を傾けて、しっかりと頷いて下さり、とても感激しました。
私が色々話してしまったのもありますが、ご自分から色々とお話される方ではなく、でも目がとってもきれいで、お見送りのタクシーの窓を開け会釈してくださったときは、本当に胸がいっぱいでした!
お帰りになった後に、あれもこれも聞けば良かったと思ってしまいました。
幸四郎丈 他 出演者の皆様にも、またいつか、新潟の地を踏んで頂き、そして色々な地でも舞台、芸術に触れる機会を与えて頂けることを心より楽しみにしております。
(りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館 より)